六十にして耳順う(読み)ロクジュウニシテミミシタガウ

デジタル大辞泉 「六十にして耳順う」の意味・読み・例文・類語

六十ろくじゅうにしてみみしたが

《「論語」為政から》60歳で他人意見反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになる。→耳順じじゅん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「六十にして耳順う」の解説

六十にして耳順う

人間は、六〇歳くらいになれば、人の言うことを聞いてすなおに理解できるようになるものだ、ということ。

[由来] 「論語―為政」に見える、孔子のことば。この章は、「十有五にして学を志す、「三十にして立つ、「四十にして惑わず、「五十にして天命を知ると続き、最後は「七十にして己の欲する所に従えどものりえず」(七十にして矩を踰えず)となっています。

[解説] このことばから、六〇歳のことを「耳順と呼ぶようになりました。

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