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六天説 りくてんせつLiu-tian-shuo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

六天説
りくてんせつ
Liu-tian-shuo

中国,後漢の経学者鄭玄 (じょうげん) が唱えた天界説。鄭玄以前,天には五帝があって,四季の循環を行なっていると考えていたが,鄭玄は讖緯説 (しんいせつ) ,星術説などをとって,上帝と五帝とを北極星をめぐる星座の位置に配当し,かつ五帝を精霊として,「感生帝説」に合理的に合致させようとした。これに対してその後の学者の駁論がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

りくてんせつ【六天説 liù tiān shuō】

中国,後漢の鄭玄(じようげん)が唱えた天の働きをいう学説。彼は五行説に基づき,霊威仰(れいいこう)は春と東,赤熛怒(せきひようど)は夏と南,含枢紐(がんすうちゆう)は土用と中央,白招拒(はくしようきよ)は秋と西,汁光紀(じゆうこうき)は冬と北をつかさどるとし,この五帝の上に天の主宰者たる上帝北辰耀魄宝(ほくしんようはくほう)を加えて,天は六なりとした。これは当時流行した讖(しんい)の書(讖緯説)によるもので,のち,魏の王粛(おうしゆく)は《聖証論》を著し,天体は唯一なりとしてその非合理性を批判した。

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