六手村(読み)むてむら

日本歴史地名大系 「六手村」の解説

六手村
むてむら

[現在地名]君津市六手

三直みのう村の南方小糸こいと川左岸に位置し、鹿野山かのうざん道が通る。地名は日本武尊に討たれた阿久留王の別名六手王にちなむという(房総志料続篇)。字山王前さんのうまえで貞治二年(一三六三)七月日の年紀をもつ武蔵型板碑が出土した。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高四八〇石。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では四八五石余、家数八五、旗本御手洗・筧・井上・河内・斎藤の五家領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android