六本寺跡(読み)ろつぽんじあと

日本歴史地名大系 「六本寺跡」の解説

六本寺跡
ろつぽんじあと

[現在地名]結城市結城 浦町

うら町南西部、通称てら町に所在。創建等不明。宝永五年(一七〇八)の結城町明細帳之控(田宮家文書)によれば真言宗で、西宮にしのみや町の光福こうふく寺に属し、寺領八石。明治初期の廃仏毀釈廃寺となった。かつては結城氏から崇敬されたらしく、慶長一二年(一六〇七)八月の結城晴朝書状(結城御代記)

<資料は省略されています>

とある。この時晴朝は越前にいたが、結城帰城を願って祈念を依頼している。また晴朝は同一七年四月には「頼朝様御墓掃除、殊為御焼香、従前代被立置候、弥々以御焼香、不可有如在也」、同年五月にも「右大将頼朝様御廟所掃除、無退転被入念之由、誠忝存候」と書状を送っている(結城御代記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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