内因性精神病(読み)ないいんせいせいしんびょう(その他表記)endogenous psychosis

改訂新版 世界大百科事典 「内因性精神病」の意味・わかりやすい解説

内因性精神病 (ないいんせいせいしんびょう)
endogenous psychosis

精神医学では,精神障害の原因を一般的に心因性,外因性,内因性に区別して考えている。神経症や反応性の精神異常は心理的な原因によるという意味から心因性の精神障害に含められ,脳の器質的な疾患や他の身体病に伴って現れる精神異常は外因性精神病とされている。外因を広義にとって心因もこれに含める見方もあるが,外因性とは身体因性と考えるのが現在の慣用である。これに対して内因性とは,個体の内的素因に基づくとする考えから出たものであり,とくにその原因に遺伝的な素因が重要な役割をもつと同時に原因不明性であるという意味が込められている。内因性精神病とされている代表的な精神障害は,統合失調症(精神分裂病)と躁うつ病,うつ病である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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