外因(読み)ガイイン

精選版 日本国語大辞典 「外因」の意味・読み・例文・類語

がい‐いんグヮイ‥【外因】

  1. 〘 名詞 〙 物事の外部から作用する原因。⇔内因
    1. [初出の実例]「内因性および外因性窒素代謝として」(出典:からだと食物(1959)〈吉川春寿〉三)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外因」の意味・わかりやすい解説

外因[東洋医学]
がいいん[とうよういがく]

東洋医学の病理観である「三因 (外因・内因・不内外因) 」の1つで,おもに6種の異常な気候要素「風・寒・暑・湿・燥・火 (熱) 」をさす。古人は,気候の異常な変化があると悪性の伝染性疾患が起ると考えており,外因にはこれら疾患の病因も含まれる。

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世界大百科事典(旧版)内の外因の言及

【病因】より

…しかし,これらの区別は実際には容易でない。また病因は外因と内因に分けられる。外界から生体に作用する因子が外因で,生体自身の内部にひそみ,病気にかかりやすさをつくる要素が内因である。…

※「外因」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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