内外人平等主義(読み)ナイガイジンビョウドウシュギ

デジタル大辞泉 「内外人平等主義」の意味・読み・例文・類語

ないがいじん‐びょうどうしゅぎ〔ナイグワイジンビヤウドウシユギ〕【内外人平等主義】

私法上、外国人にも内国人と平等に権利能力をもつことを認める主義

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精選版 日本国語大辞典 「内外人平等主義」の意味・読み・例文・類語

ないがいじん‐びょうどうしゅぎナイグヮイビャウドウシュギ【内外人平等主義】

  1. 〘 名詞 〙 外国人にも自国人と平等の権利能力を認める立法上の主義。日本民法はこれを原則とする。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内外人平等主義」の意味・わかりやすい解説

内外人平等主義
ないがいじんびょうどうしゅぎ

国際法上,国家がその領域内において外国人に保証する義務を負う待遇内容として,自国民に与えるのと同等の待遇を与えることを求められるとする主義。国内標準主義ともいう。これに対して自国民と同等の待遇では不十分で,一定の国際的な標準に合致する待遇を保証する義務を負うとする主義を「国際標準主義」という。

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世界大百科事典(旧版)内の内外人平等主義の言及

【外国人】より

…しかし,今日では,国際人権規約などによって,国際法上の制約が大きくなったことが注目される。その結果,これまで,私権の享有についていわれていた内国民待遇ないし内外人平等主義が,公権(基本的人権)についても適用されるようになった。ただ,出入国在留管理権は,今日でも,国家の主権と独立の属性と解されているので,外国人は国民とは異なり,当該国のひろい裁量に服さねばならない。…

※「内外人平等主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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