内格子(読み)ウチゴウシ

デジタル大辞泉 「内格子」の意味・読み・例文・類語

うち‐ごうし〔‐ガウシ〕【内格子】

内側に引き上げて開ける格子。⇔外格子
家の内側にある格子。⇔外格子
江戸時代歌舞伎劇場の桟敷の名。東西の2階桟敷の舞台寄り8間をいうことが多い。主として江戸歌舞伎でいった。

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精選版 日本国語大辞典 「内格子」の意味・読み・例文・類語

うち‐ごうし‥ガウシ【内格子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 内側に引き上げる格子。⇔外格子
    1. [初出の実例]「そと格子は手づから上んに便なし。さればにや、多うは内格子を用ゆ」(出典:随筆・後松日記(1848頃)五)
  3. 家の内側に作ってある格子。
  4. 芝居小屋の桟敷(さじき)の名。東西両側の二階桟敷のうち、普通、舞台から八間のうちをいうが、時代により増減があった。江戸中期以後、主として江戸歌舞伎劇場で用いた。〔戯場訓蒙図彙(1803)〕

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