内船寺(読み)ないせんじ

日本歴史地名大系 「内船寺」の解説

内船寺
ないせんじ

[現在地名]南部町内船

富士川東岸、思親ししん山の山腹にある。正住山と号し、日蓮宗。本尊日蓮大士木像。慶応四年(一八六八)当寺が提出した明細帳(寺記)によると、正安二年(一三〇〇)に日頼を開基として建立されたとある。「甲斐国志」によると、日頼は四条頼基の法号で、頼基の死後、彼を開祖とし、その邸宅を寺としたという。頼基は左衛門尉という官途にあったことから四条金吾とよばれている。鎌倉幕府第三代執権北条泰時の甥である江馬光時の家臣で、鎌倉の長谷はせに住み、医術に通じていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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