内豎所(読み)ナイジュドコロ

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精選版 日本国語大辞典 「内豎所」の意味・読み・例文・類語

ないじゅ‐どころ【内豎所】

  1. 〘 名詞 〙 内豎を指揮監督し、それに関する事務をつかさどった官司別当や頭、執事などの職員がいた。また、その官司の置かれた場所内豎省と称した時期もある。
    1. [初出の実例]「散位従三位高倉朝臣福信薨、〈略〉遂聞内裏、召令内竪所、自是著名」(出典続日本紀‐延暦八年(789)一〇月乙酉)

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世界大百科事典(旧版)内の内豎所の言及

【内豎省】より

…奈良時代に設置された令外の官制。内豎は〈さいさわらは〉と訓じ,宮中にあって,天皇の命をうけ雑務雑使を務めた内豎所(豎子所)が発展した省で,767年(神護景雲1)7月に設置され,772年(宝亀3)2月廃止された。職員は卿,大・少輔各1名,大・少丞各2名,大録1名,少録3名で,管下の寮司は未詳であるが,内豎,舎人(とねり)が配置されていた。…

※「内豎所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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