日本歴史地名大系 「円珠庵」の解説 円珠庵えんじゆあん 大阪府:大阪市天王寺区東高津村円珠庵[現在地名]天王寺区空清町真田山(さなだやま)公園の西、上町(うえまち)筋の東に位置する。真言宗豊山派、山号雪光山、本尊十一面観音。天和元年(一六八一)契沖が開創(続日本高僧伝)。契沖に帰依する百姓太郎左衛門が寺地を寄進し、泉州泉(いずみ)郡万町(まんちよう)村(現和泉市)大庄屋の伏屋重賢の邸内にあった養寿(ようじゆ)庵を移建し円珠庵と号したのが起源。契沖は一三歳で剃髪し高野山で修学、摂津生玉の曼荼羅(いくたまのまんだら)院住職となったが、大和・河内・和泉を流浪した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by