日本歴史地名大系 「冠高原遺跡」の解説 冠高原遺跡かんむりこうげんいせき 広島県:佐伯郡吉和村冠高原遺跡廿日市(はつかいち)市の北西部、旧吉和(よしわ)村の南西部から旧佐(さ)伯(いき)町の北西部にまたがる小盆地、通称冠高原に所在する遺跡。昭和三五年(一九六〇)に遺物が確認されて以来、同五四年・五五年・六三年・平成二年(一九九〇)に部分的な発掘調査が行われたが、同三年〜一二年に広島県教育委員会と広島県埋蔵文化財調査センターによって、遺跡群の範囲・内容確認のための発掘調査が本格的に行われた。遺跡の範囲は冠高原を中心とする約二キロ四方の広い範囲で、現在ではスキー場・牧場・畑地・宅地などに利用されている部分も多い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報