冠高原遺跡(読み)かんむりこうげんいせき

日本歴史地名大系 「冠高原遺跡」の解説

冠高原遺跡
かんむりこうげんいせき

廿日市はつかいち市の北西部、旧吉和よしわ村の南西部から旧いき町の北西部にまたがる小盆地、通称冠高原に所在する遺跡。昭和三五年(一九六〇)遺物が確認されて以来、同五四年・五五年・六三年・平成二年(一九九〇)に部分的な発掘調査が行われたが、同三年〜一二年に広島県教育委員会と広島県埋蔵文化財調査センターによって、遺跡群の範囲・内容確認のための発掘調査が本格的に行われた。遺跡の範囲は冠高原を中心とする約二キロ四方の広い範囲で、現在ではスキー場・牧場畑地宅地などに利用されている部分も多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android