凄艶(読み)セイエン

精選版 日本国語大辞典 「凄艶」の意味・読み・例文・類語

せい‐えん【凄艷・凄婉ヱン・凄惋ヱン】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ぞっとするほどなまめかしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「杳渺凄婉、商調破に入る」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. 「或は雄健なる或は清麗なる感慨淋漓なるあり、凄婉委曲なるあり」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の任務)
    3. [その他の文献]〔新唐書‐王起伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android