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凌遅処死 りょうちしょしLing-chi-chu-shei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

凌遅処死
りょうちしょし
Ling-chi-chu-shei

中国の 10世紀から 19世紀にいたる間に行われた極刑生体のまま肉を取去って骨を残す,あるいは支体を断つ死刑の執行法。人民君主にそむいたり,子が父母を,妻妾が夫を,雇人や奴隷が主人を殺したりしたようなとき,仮借なくこの刑が科された。中国王朝期の権力支配を最も露骨に示すものといえる。

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうちしょし【凌遅処死 líng chí chǔ sǐ】

中国,五代・宋以後行われた極刑の一種。刑場に立てられた柱に受刑者を縛りつけ,生きながら肢体を切りとる。清代の方法では,両乳に刃を入れ,両手足を斬り,腹を割いて臓腑をとり出し,喉を断って殺したという。簡単に絶命させないための死刑執行人(劊子手(かいししゆ))相伝の技術があった。加える刀の数によって等級があった。明代,宦官(かんがん)劉瑾(りゆうきん)は3日がかり4700刀を加えられたという。1905年(光緒31)に正式に廃止された。

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世界大百科事典内の凌遅処死の言及

【刑場】より

…梟首は通常3日にわたった。 隋の煬帝(ようだい)は3日がかりで処刑を行ったと伝えられるが,五代・宋以後行われた凌遅(りようち)は,刑場に立てられた柱に死刑囚を縛りつけ,生きながら徐々に肢体を切りとる刑である(凌遅処死)。明代,宦官劉瑾(りゆうきん)の凌遅の場合には,3日がかりで4700刀を加えられたという。…

※「凌遅処死」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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