出来島新田(読み)できじましんでん

日本歴史地名大系 「出来島新田」の解説

出来島新田
できじましんでん

[現在地名]新潟市上所かみところ二丁目・東出来島ひがしできじま・出来島

上所島かみところじま新田の南西、信濃川右岸の堤防沿いに位置する。寛永八年(一六三一)の開発と伝え、同一六年の横越島絵図(青木正昭氏蔵)に村名がみえる。元禄郷帳では高六〇石四斗余。天明二年(一七八二)の組立帳(新田彬氏蔵)に役石四七石六斗余、万雑八貫五八五文ほどとある。


出来島新田
できじましんでん

[現在地名]西淀川区出来島一―三丁目

神崎川河口に開発された新田で、蒲島かましま新田の南西にあり、周囲を同川本支流で囲まれる。寛正二年(一四六一)一二月二六日の中島崇禅寺領目録(崇禅寺文書)には「出来島」がみえるが当地と確定しえない。元禄一一年(一六九八)幕府大坂の河口に新田の開発を進めたさい、旧称出来島・願念島といった当地を、島下しましも福井ふくい(現茨木市)倉橋屋四郎兵衛が地代金一千一六〇両で請負った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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