デジタル大辞泉 「出目米」の意味・読み・例文・類語 でめ‐まい【出目米】 江戸時代、田租の付加税。関東を中心に、当初は枡ますに山盛りにして納めた年貢米を、元和2年(1616)にすり切りとし、その代わりに3斗5升に2升を加えた米を1俵に入れて納入した。この2升の付加米をいう。出目。延べ米。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「出目米」の意味・読み・例文・類語 でめ‐まい【出目米】 〘 名詞 〙 江戸時代、年貢の付加税として本来納めるべき年貢米の他に納入させる余分の米。比率は地方によって異なる。[初出の実例]「上州群馬郡の内村村に四六出目といふ納物これ有、是は俵入の出目米なり」(出典:地方落穂集(1763)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の出目米の言及 【延米】より …江戸時代,年貢米に対する付加税の一種。出目米(でめまい)ともいう。年貢米を俵詰めするとき,目減りを考慮して一定の割合で付加した米。… ※「出目米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」