精選版 日本国語大辞典 「出藍の誉」の意味・読み・例文・類語 しゅつらん【出藍】 の 誉(ほまれ) 弟子が師よりもすぐれているという評判、名声。[初出の実例]「ブラックストーンの陳腐説を打破して英国の法理学を一新し、出藍の誉を後世に残したベンサムは」(出典:法窓夜話(1916)〈穂積陳重〉六八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「出藍の誉」の意味・わかりやすい解説 出藍の誉しゅつらんのほまれ 青色の染料は藍(あい)を原料としてとるが、もとの藍よりも濃い色になるところから、教えを受けた人が教えた人よりも優れることをいう。弟子が師匠よりもぬきんでることのたとえで、「青は藍より出(い)でて藍より青し」ともいい、「氷は水より出でて水より寒し」というも同意である。『荀子(じゅんし)』「勧学篇(へん)」に、「学を以(もっ)て已(や)むべからず。青は藍より出でて藍より青し。氷は水これをなして水よりも寒し」とある。[田所義行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例