日本歴史地名大系 「函館区」の解説 函館区はこだてく 北海道:渡島支庁函館市旧函館区地区函館函館区明治三二年(一八九九)一〇月一日に北海道区制の施行により成立した区で、函館支庁の所管区域が函館区となる。この時亀田(かめだ)村の一部(七・七六平方キロ)を編入、区域面積は一九・〇五平方キロとなった。旧亀田村からの編入区域は字村内(むらうち)・字千代ヶ岱(ちよがたい)・字柏野(かしの)・字湯川通(ゆのかわどおり)など一九字で、大字亀田村を冠することとなった(大字亀田村は昭和六年の大字解消まで存続)。明治三二年末の戸口は一万八千九〇九戸・八万九千七九五人(北海道庁第一一回統計書)。明治三五年北海道鉄道会社が函館―本郷(ほんごう)(現大野村)間に鉄道(現JR函館本線)を敷設、一二月一〇日に運行を開始し、函館区内の最も亀田村寄りの海岸(かいがん)町に函館駅、亀田村大字桔梗村(ききようむら)に桔梗駅、七飯(ななえ)村に七飯駅、大野(おおの)村に本郷駅が開業した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by