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分げつ ぶんげつ

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百科事典マイペディアの解説

分げつ【ぶんげつ】

イネ科作物の根に近い茎の関節から側枝が発生すること。種子から発生した茎を主茎といい,通常,主茎には十数個の節があり,このうち地中の節のもつ芽が発育して多くの茎を出す。
→関連項目土入れ土寄せ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分げつ
ぶんげつ / 分蘖

げつ(蘖)の本来の字義はひこばえのことをいうが、農業上はおもにイネ科作物について茎(稈(かん))から分枝が出ること、また分枝をいう。イネ科作物の稈にはいくつもの節があり、各節に腋芽(えきが)ができるが、これを分げつ芽といい、分げつ芽は発達して稈の葉鞘(ようしょう)に包まれて伸び、その先端から外に現れる。このときを分げつしたという。主稈から出た分げつを第一次分げつとよび、第一次分げつの稈の節から第二次分げつが出る。このようにして第三、四次分げつまで出ることがある。イネ、ムギなどでは普通の栽培法では1個体から4~10本の分げつが出るが、穂がつく分げつを有効分げつ、生育が弱く穂がつかないものを無効分げつという。稈の上位の節から出る分げつや第二、三次の分げつは無効分げつとなりやすい。トウモロコシ、モロコシなどでは分げつは少なく、普通は1、2本である。分げつの数は品種によっても異なるが、日照不足、土壌水分過不足、低温、晩植、密植、深植えなどで減り、有効分げつが少ない場合は収量が少ない。イネ、ムギではある稈における葉の出現時に、それより三枚下の葉の節の分げつが同時に出現するという規則性がある。[星川清親]

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