密植(読み)みっしょく

精選版 日本国語大辞典「密植」の解説

みっ‐しょく【密植】

〘名〙 果樹などをすきまなく植えること。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「其層々に整頓せし木片を、毎格づつ収めとり、其木口を揃へて、堅く箱面に密植し」

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世界大百科事典 第2版「密植」の解説

みっしょく【密植 dense planting】

一定面積に多くの作物個体を植え込むこと。この逆が疎植である。植物生態学の研究によれば,栽植密度と単位面積当りの収量との間には〈最終収量一定の法則〉があり,ある密度までは,密度の上昇に伴って収量が向上していくが,ある密度以上では収量は頭打ちとなり,それ以上増加しないといわれている。したがって,密植は作物の収量を上げるための一つの方法であるが,(1)作業により多くの労力を必要とする,(2)個体間の光や養分の奪い合いが起こりやすく,各個体が貧弱となる,(3)過繁茂による光不足と多湿条件が病害虫の発生しやすい状態を作り出す,などのマイナス面が生ずる。

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デジタル大辞泉「密植」の解説

みっ‐しょく【密植】

[名](スル)間隔を開けずに植物を密に植えること。⇔疎植

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