分子人類学(読み)ぶんしじんるいがく(その他表記)molecular anthropology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分子人類学」の意味・わかりやすい解説

分子人類学
ぶんしじんるいがく
molecular anthropology

ヒトと類人猿との系統関係や,現代人の諸人種の間の類縁関係などを,外形や骨格の比較によるのではなく,蛋白質や遺伝子 (DNA) の比較によって明らかにしようとする自然人類学の一分野。従来の形態学的な方法では結論の出なかったヒトと各種の類人猿との近縁関係について,チンパンジーが最もヒトに近く,ゴリラ,オランウータンの順で遠くなることを明らかにしている。分子時計の方法によるヒトとチンパンジーの分岐年代や人種分化の始った年代の推定も試みられているが,古人類学分野で考えられてきた年代とは必ずしも一致しない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む