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分子運動論 ぶんしうんどうろんkinetic theory of matter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分子運動論
ぶんしうんどうろん
kinetic theory of matter

物質は多数の分子から構成され,その分子は無秩序な運動をしていると仮定し,力学法則を適用して,その運動の平均によって物質の性質を論じる物理学の分野。物質運動論または気体運動論とも呼ばれる。 D.ベルヌーイが分子を剛体球とみなして,その運動から気体の圧力や状態方程式を説明したのが始りで,分子間の衝突による速度やエネルギーの交換,および平均自由行程の考えから粘性,拡散,熱伝導などを説明した。 J.C.マクスウェル,L.ボルツマンは分子の速度分布則やエネルギー分布則を導入し,J.W.ギブズは統計集団の概念を導入して熱平衡状態に関する分子運動論を統計力学へと発展させた。一方,分布関数の時間的変化を定めるボルツマン方程式は S.チャップマンらによって輸送現象や拡散現象に適用され,N.N.ボゴリューボフらによって新しい分子運動論へと脱皮し,非平衡状態の統計力学へと発展した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分子運動論
ぶんしうんどうろん

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