切れ込む(読み)キレコム

デジタル大辞泉 「切れ込む」の意味・読み・例文・類語

きれ‐こ・む【切れ込む】

[動マ五(四)]
切れ目が物の中に深く入り込む。「海岸線が深く―・んでいる」
その方向へ入り込んでいく。
往還から横に―・み」〈蘆花思出の記
収支決算赤字になる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切れ込む」の意味・読み・例文・類語

きれ‐こ・む【切込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 刃物などで切ったあとが深く中にはいる。きりこむ。
  3. はいって行く。はいりこんで行く。
    1. [初出の実例]「往還から横にきれ込み、二、三丁行くと」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)
  4. 切ったように鋭く裂け分かれたり、食い込んだりする。
    1. [初出の実例]「肩に切(キ)れこむ子供の重さも忘れ」(出典真理の春(1930)〈細田民樹〉この歓び)
  5. 収支決算が赤字になる。欠損を生じる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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