切場(読み)キリバ

精選版 日本国語大辞典の解説

きり‐ば【切場】

〘名〙
② 浄瑠璃の一段を、口(くち)、中(なか)、切(きり)と三つに分けた切をいう。口と中とを端場(はば)というのに対する。端場と切場とは、詞章、曲節、芸の上からそれぞれ大小、長短、軽重の格差をつける。

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世界大百科事典内の切場の言及

【義太夫節】より

…同時に,口・中は端場で,切に対する。演奏者は,端場で修業して立端場へ昇進し,さらに切場を演ずるようになる。とくに三段目の切は紋下(櫓下(やぐらした))が語る場として重んじられ,近年では,四段目の切もそれと同等に扱われることが多い。…

【キリ(切)】より

…そして,時代物,世話物を問わずに各段・各巻が〈口(くち)〉〈中(なか)〉〈切(きり)〉の3部分に分けられる。切は3部分(場(ば))に分けられた最後の部分にあたり,切場(きりば)ともいう。口,中はこれに対して端場(はば)と呼ばれる。…

※「切場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報