切諫(読み)セッカン

デジタル大辞泉 「切諫」の意味・読み・例文・類語

せっ‐かん【切×諫】

[名](スル)強くいさめること。
「此行の甚だ不利なるを―し」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「切諫」の意味・読み・例文・類語

せっ‐かん【切諫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しきりにいさめること。強くいさめること。痛切に諫言すること。せっか。
    1. [初出の実例]「法均切諫。天皇納之。減死刑以処流徒」(出典:日本後紀‐延暦一八年(799)二月乙未)
    2. 「楽の道をば大師どもが知らいでは誰か知らんぞと切諫(セッカン)也」(出典:足利本論語抄(16C)八佾第三)
    3. [その他の文献]〔史記‐汲黯伝〕
  3. せっかん(折檻)
    1. [初出の実例]「免(ゆるされ)難き主人の切諫(セッカン)なきと云ひ一方ならぬ仕合せ」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)五)

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普及版 字通 「切諫」の読み・字形・画数・意味

【切諫】せつかん

きびしく諫める。〔史記伝〕上(しやう)聞き、乃ち召し拜して中大夫と爲す。數(しばしば)切諫するを以て、久しく朝廷)に留まることを得ず。されて東太守と爲る。

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