初嵐(読み)ハツアラシ

デジタル大辞泉 「初嵐」の意味・読み・例文・類語

はつ‐あらし【初嵐】

秋の初めに吹く強い風。 秋》「―鷹を入江に吹き落す/秋桜子

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精選版 日本国語大辞典 「初嵐」の意味・読み・例文・類語

はつ‐あらし【初嵐】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦七月末から八月中頃に吹く嵐。立秋後はじめて吹く強風。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「来る秋もわくるか荻の初嵐吹ばかげ入る閨の三日月」(出典:草根集(1473)一一)

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百科事典マイペディア 「初嵐」の意味・わかりやすい解説

初嵐【はつあらし】

秋の初めの強い風。畑の作物がなびくので畑嵐ともいう。暑さの続いたあとに,幾分冷ややかさをもって吹きわたる風であるが,原因台風または大陸高気圧の張出しによる。

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