初折(読み)ショオリ

デジタル大辞泉 「初折」の意味・読み・例文・類語

しょ‐おり〔‐をり〕【初折】

連歌・連句を書きつける懐紙最初一折ひとおり。横に二つに折り、折り目を下にして、その表裏に書く。

はつ‐おり〔‐をり〕【初折】

しょおり(初折)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「初折」の意味・読み・例文・類語

しょ‐おり‥をり【初折】

  1. 〘 名詞 〙 連歌・連句の懐紙の第一枚目。百韻・五〇韻の場合は表八句・裏一四句、歌仙の場合は表六句、裏一二句を記す。一の懐紙。はつおり。
    1. [初出の実例]「初折の花は素牛、名残の花、之道に仕らせ可申候」(出典:浪化宛去来書簡‐元祿七年(1694)五月一三日)

はつ‐おり‥をり【初折】

  1. 〘 名詞 〙 連歌・連句の懐紙の第一枚目。歌仙では、表六句、裏一二句、百韻・五十韻では、表八句、裏一四句を記す。一の懐紙。しょおり。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android