別涙(読み)ベツルイ

デジタル大辞泉 「別涙」の意味・読み・例文・類語

べつ‐るい【別涙】

別れを悲しんで流す涙。

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精選版 日本国語大辞典 「別涙」の意味・読み・例文・類語

べつ‐るい【別涙】

  1. 〘 名詞 〙 別れを惜しんで流す涙。別れの涙。
    1. [初出の実例]「欲帰情未尽、別涙湿衣裳」(出典凌雲集(814)越州別勅使王国父還京〈菅原清公〉)
    2. 「別涙をさへがたくて」(出典:保元物語(1220頃か)上)
    3. [その他の文献]〔庾信‐擬詠詩〕

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普及版 字通 「別涙」の読み・字形・画数・意味

【別涙】べつるい

別離の涙。唐・杜甫〔高常侍(適)に奉寄す〕詩 天涯春色、遲(ちぼ)(人生晩年)を催ほす 別は遙かにふ、錦水の波

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