(読み)くり

精選版 日本国語大辞典 「刳」の意味・読み・例文・類語

くり【刳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「くる(刳)」の連用形名詞化 ) えぐること。また、えぐってある部分
    1. [初出の実例]「くりの深いブラジャーは赤紫、もっと色白でないと似合わない」(出典:密会(1977)〈安部公房〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「刳」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音]
[字訓] えぐる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は夸(こ)。夸は胯間(こかん)の形。〔説文四下に「(わか)つなり」とし、〔玉〕に「物の腸をにするなり」とあり、刳(えぐ)りとって中を空虚にすることをいう。

[訓義]
1. えぐる、くりとる。
2. さく、わける、きりひらく。
3. ころす、ほふる。
4. 夸と通じ、大きい。

[古辞書の訓]
名義抄〕刳 ワル・ヱル・サク・ホル・ヤブル・クボム 〔字鏡集〕刳 クボム・ヤブル・ワル・キル・サク・ホフル・ヱル

[熟語]
刳割刳肝刳形・刳刳鑿刳心刳胎・刳刳腸刳剔刳破刳剝・刳腹刳木刳羊刳臠
[下接語]
卦刳・新刳・剖刳

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む