削げ(読み)ソゲ

デジタル大辞泉 「削げ」の意味・読み・例文・類語

そげ【削げ/殺げ】

竹や木の薄くそげた小片木材などの表面にできたささくれ。また、それがからだに刺さったもの。とげ。
げ者」の略。
「―めがつらは見たうもない」〈浄・浪花鑑

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精選版 日本国語大辞典 「削げ」の意味・読み・例文・類語

そげ【削・殺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「そげる(削)」の連用形名詞化 )
  2. 竹や木のそげた小片。材木などの表面にあるささくれ。また、その一端皮膚につきささったもの。とげ。
    1. [初出の実例]「そっとおしこたへて見へぬ竹のそげ」(出典:雑俳・住吉おどり(1696))
  3. 竹や木をやや大きめにそぎけずったもの。また、木端(こっぱ)
    1. [初出の実例]「みつふせとってはなって矢ああ 一竹のそけ黒雲一むら立来り〈惟中〉」(出典:俳諧・太郎五百韻(1679))
  4. そげもの(削者)」の略。
    1. [初出の実例]「こりゃ何じゃそげめ、さりとては憎いやつ」(出典:浄瑠璃・信濃源氏木曾物語(1698頃)三)

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