削り(読み)ハツリ

デジタル大辞泉 「削り」の意味・読み・例文・類語

はつり【削り】

たがねのみを用いて、金属木材コンクリートなどの表面をけずりとること。
[補説]「斫り」と書くこともある。

けずり〔けづり〕【削り】

削ること。また、削ったもの。「荒削り
「柱の―も滑らかになる」〈田口日本開化小史

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精選版 日本国語大辞典 「削り」の意味・読み・例文・類語

けずりけづり【削・梳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「けずる(削)」の連用形名詞化 )
  2. けずること。けずった様子
    1. [初出の実例]「家根は瓦葺にして柱の削りも滑らかに」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)
  3. ( 梳 ) 髪をすきととのえること。くしけずること。
    1. [初出の実例]「御けつり。御もとゆいなかはし」(出典:御湯殿上日記‐永祿六年(1563)四月二五日)
  4. 酒、または、酒を飲むことをいう大工仲間隠語
    1. [初出の実例]「根津の茶やけづりのしゃれをいい覚」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和元(1764)桜四)

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