ハンマーの打撃作用によって金属や岩石を削る,いわゆる“はつり作業”に用いられる刃物。木工用ののみ(鑿)に当たるものといえる。切断や平面のはつりには平たがねを用い,荒削りやみぞ切りには友たがね(烏帽子たがね)を用いる(図)。刃をあてる角度は重要な要素で,鋼材には60~70度,黄銅,青銅,鋳鉄には40~60度,ホワイトメタルには30度内外とする。なお,リベットのかしめ,機械加工できないかど部,すみ部,非対称部の彫込みなどに用いるものをコーキングたがねと呼んでいる。
執筆者:笹谷 重康
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…木材や石材などに穴をうがち,また材面を削ったりする工具の総称だが,金工や石工で用いるものは鏨(たがね)という(図)。鑿は斧とともにもっとも古くから用いられた工具で,縄文時代のくり舟などの工作には鑿状石器が使われ,弥生時代にはいち早く鉄器化した。…
※「鏨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新