前場(読み)ゼンバ

デジタル大辞泉 「前場」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ば【前場】

取引所午前中に行われる売買。またその時間午前立会。⇔後場ごば
[補説]前場の最初取引寄り付き最後の売買をぜん引けという。

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精選版 日本国語大辞典 「前場」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ば【前場】

  1. 〘 名詞 〙 取引所で、立ち会いが午前午後と二回行なわれる場合、午前の立ち会いをいう。前場立会。⇔後場
    1. [初出の実例]「目下東京米商会所の市場は前場、後場、夕場の三回にて」(出典:寸鉄‐明治二五年(1892)八月二五日)

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百科事典マイペディア 「前場」の意味・わかりやすい解説

前場【ぜんば】

取引所における立会時間は午前と午後に分けられており,午前の立会を前場,午後の立会を後場(ごば)と呼ぶ。前場または後場の最初の取引を寄付(よりつ)き,最後(特に後場)の取引を大引(おおび)けという。

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世界大百科事典(旧版)内の前場の言及

【能】より

…後者はその土地にまつわる物語りをして,最後に本体をほのめかして消える(中入(なかいり)。ここまでが前場(まえば))。待つうちに霊体(後(のち)ジテ)の姿で再出現し,仕方話をしたり舞を舞ったりする(後場(のちば))。…

※「前場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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