前屈(読み)ゼンクツ

精選版 日本国語大辞典 「前屈」の意味・読み・例文・類語

まえ‐かがみまへ‥【前屈】

  1. 〘 名詞 〙 腰を折って上半身を前へ曲げること。腰をかがめること。また、その姿勢。まえくぐみ。まえこごみ。まえかがまり
    1. [初出の実例]「前屈(マヘカガ)みに刻み足でこつこつやって来た」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵投機)

まえ‐こごみまへ‥【前屈】

  1. 〘 名詞 〙 上半身を前へ曲げてかがむこと。まえかがみ。
    1. [初出の実例]「前(マヘ)こごみに成りて両手に頭をしかと押へし」(出典:われから(1896)〈樋口一葉〉二)

ぜん‐くつ【前屈】

  1. 〘 名詞 〙 からだなどを前にかがめること。また、前にかがんでいること。まえかがみ。⇔後屈

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android