デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「前田利治」の解説 前田利治 まえだ-としはる 1618-1660 江戸時代前期の大名。元和(げんな)4年8月生まれ。加賀金沢藩主前田利常(としつね)の3男。寛永11年松平姓をあたえられる。16年父から7万石を分与され,加賀大聖寺(だいしょうじ)藩主前田家初代となる。鉱山開発や陶工をまねいて九谷焼をおこすなど産業を奨励。財政窮乏のため家臣24名を宗藩にかえした。茶の湯を小堀遠州にまなぶ。万治(まんじ)3年4月21日死去。43歳。幼名は宮松丸。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「前田利治」の解説 前田利治 没年:万治3.4.21(1660.5.29) 生年:元和4.8(1618) 江戸時代の外様大名。加賀国大聖寺藩(加賀市)初代藩主。前田利常の3男。母は徳川秀忠の娘珠姫。寛永16(1639)年加賀国江沼郡と越中国新川郡内7万石を分与され大聖寺に居所を構える。九谷焼を興したり金銀山の開発に意を用いた。 (和泉清司) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報