20世紀日本人名事典 「前田護郎」の解説
前田 護郎
マエダ ゴロウ
昭和期の聖書学者 東京大学名誉教授。
- 生年
- 大正4(1915)年6月17日
- 没年
- 昭和55(1980)年4月17日
- 出生地
- 愛知県名古屋市
- 学歴〔年〕
- 東京帝大文学部言語学科〔昭和13年〕卒
- 学位〔年〕
- Ph.D.(マールブルク大学)〔昭和19年〕,文学博士〔昭和38年〕
- 経歴
- ドイツに留学しマールブルク大学で新約聖書外典を専攻。昭和17年からボン大、ジュネーブ大、エール大各講師を経て、25年東大教養学部助教授となり、36〜50年教授を務めた。51年同大名誉教授。この間、28〜30年鷗友学園で無教会主義キリスト者として日曜聖書講座を開設、のち学園長。また雑誌「聖書愛読」を発行、主筆を務めた。日本における新約聖書学の基礎をつくり、その発展に多大な貢献をなした。主著に「新約聖書概説」「若き日の欧州記」「ことばと聖書」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報