前田 正名(読み)マエダ マサナ

20世紀日本人名事典の解説

前田 正名
マエダ マサナ

明治期の農政家,男爵 農商務次官;貴院議員(勅選)。



生年
嘉永3年3月12日(1850年)

没年
大正10(1921)年8月11日

出生地
薩摩国鹿児島(鹿児島県)

経歴
慶応元年長崎に留学、八木称平に師事。明治2年から8年間フランスに留学し、のちのパリ万博では事務次官及び総領事を務める。10年内務省御用掛、12年大蔵省御用掛、14年農商務・大蔵大書記官となり、17年農商務省で「興業意見」(30巻)編纂に取り組む。また大久保利通の命を受けワイン造りに取り組み、兵庫県稲美町に欧州産ブドウの栽培と醸造を目的とした播州葡萄園を設立。18年にいったん官を辞して各地の農園事業の振興に尽力。その後、21年山形県知事、東京農村学校長、23年農商務次官を歴任。同年元老院議官、同年〜30年、37年〜大正10年勅選貴院議員を務める。この間、明治25年25年以降は各地を巡歴し“布衣農相”と評された。30年代は農村調査計画である“町村是”普及に努めた。死後、男爵を授けられる。編著に英和辞典「薩摩辞書」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和の解説

前田 正名
マエダ マサナ


肩書
農商務次官

生年月日
嘉永3年3月12日(1850年)

出生地
薩摩国鹿児島(鹿児島県)

経歴
八木称平に師事。明治2年から8年間フランスに留学し、のちのパリ万博では事務次官及び総領事を務める。大久保利通の命を受けワイン造りに取り組み、兵庫県稲美町に欧州産ブドウの栽培と醸造を目的とした播州葡萄園を設立。18年にひとたび官を辞して各地の農園事業の振興に尽力。その後、21年山形県知事、東京農村学校長、23年農商務次官を歴任。さらに元老院議官、貴院議員に推される。退任後は地方産業団体の育成に努め、五二会などを興す。死後、男爵を授けられた。編著に英和辞典「薩摩辞書」がある。

没年月日
大正10年8月11日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

367日誕生日大事典の解説

前田 正名 (まえだ まさな)

生年月日:1850年3月12日
明治時代の官吏;農政家。山梨県知事;男爵
1921年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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