剛愎(読み)ゴウフク

デジタル大辞泉 「剛愎」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ふく〔ガウ‐〕【剛×愎】

[名・形動]頑固で人に従わないこと。意地っ張りで気が強いこと。また、そのさま。
負けじ魂の強い―な彼に」〈野上迷路

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精選版 日本国語大辞典 「剛愎」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ふくガウ‥【剛愎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「こうふく」とも。「愎」は、かたいじの意 ) 頑固で人にしたがわないこと。また、そのさま。かたいじ。剛腹
    1. [初出の実例]「勝頼性剛愎自用」(出典:日本外史(1827)一一)
    2. 「恋愛は剛愎(ゴウフク)なるバイロンを泣かせしと言ふ」(出典:厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐宣公一二年〕

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普及版 字通 「剛愎」の読み・字形・画数・意味

【剛愎】ごう(がう)ふく

頑固。〔左伝、宣十二年〕其の佐先(せんこく)、剛愎不仁にして未だ肯て命を用ひず。其の三帥の、專行することず。~晉の師必ず敗れん。

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