割賦基準(読み)かっぷきじゅん(その他表記)installment basis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「割賦基準」の意味・わかりやすい解説

割賦基準
かっぷきじゅん
installment basis

割賦販売基準ともいう。割賦販売に特有の収益計上基準。収益の計上は本来販売基準によるのが原則であるが,修正前の企業会計原則では割賦販売については,その販売の特殊性から回収基準によることを原則としていた。このため回収基準が割賦基準といわれた。しかし修正後の企業会計原則では割賦販売についても販売基準を原則とし,回収基準 (割賦金の入金日) と回収期限到来基準 (割賦金の回収期限到来の日) も容認されるようになった。なお法人税法 62条は権利確定主義の見地から回収期限到来基準を割賦基準としている (法人税法施行令 119) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む