現代外国人名録2016 「劉翔」の解説
劉 翔
リュウ・ショウ
Liu Xiang
- 職業・肩書
- 元陸上選手(障害) アテネ五輪陸上男子110メートル障害金メダリスト
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1983年7月13日
- 出身地
- 上海
- 学歴
- 上海体育運動技術学院
- 経歴
- 12歳にして走り高跳び1メートル94をマーク。1996年16歳で走り高跳びから110メートル障害に転向。2001年5月東アジア競技会男子110メートル障害で優勝。8月世界選手権エドモントン大会では準決勝進出にとどまる。北京ユニバーシアードで優勝すると、一躍地元の星に。2003年世界選手権パリ大会で銅メダル。2004年アテネ五輪では12秒91の世界タイ記録をマークし、短距離系でアジア男子初となる金メダルを獲得。中国十大傑出青年に選ばれ、広告出演依頼が殺到した。2005年世界選手権ヘルシンキ大会銀メダル。2006年ローザンヌ国際で12秒88をマークし、13年ぶりに世界記録を塗り替えた。12月ドーハ・アジア大会金メダル。2007年世界選手権大阪大会で世界選手権ではアジア人初の同種目金メダルを獲得。しかしアキレス腱を故障し、充分に練習できないまま2008年地元開催の北京五輪に出場。金メダルが期待されたが、1次予選を右足の故障で棄権、一度も走らずに終わった。2010年広州アジア大会で金メダルを獲得し、復活。2011年世界選手権テグ大会は世界記録保持者ダイロン・ロブレス(キューバ)と接触し3着でゴールしたが、ロブレスが走路妨害で失格となり、銀メダルとなった。2012年ロンドン五輪は予選で転倒し、途中棄権。試合後、レース中に右アキレス腱断裂が判明した。その後は手術を受けた足首のリハビリのため競技から遠ざかり、2015年4月現役引退を発表。189センチ、82キロ。2011年地元上海市体育局中国共産主義青年団委員会副書記に就任。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報