功徳水(読み)くどくすい

精選版 日本国語大辞典 「功徳水」の意味・読み・例文・類語

くどく‐すい【功徳水】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 八種の功徳を有する水。須彌山(しゅみせん)をめぐる七つの内海や、極楽浄土宝池にたたえているという水。八種の内容については諸説がある。
    1. [初出の実例]「八功徳水充満其中、宝沙映徹、無深不一レ照」(出典往生要集(984‐985)大文二)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕
  3. 功徳を水にたとえていう。
    1. [初出の実例]「良知、如経説言煩悩冰解成功徳水」(出典:教行信証(1224)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の功徳水の言及

【閼伽】より

…サンスクリットarghaの音訳。功徳,功徳水または水と訳す。〈価値がある〉という意味のarghより転じて,神仏や貴人などに捧げる水を意味する。…

※「功徳水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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