加圧調理(読み)かあつちょうり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加圧調理」の意味・わかりやすい解説

加圧調理
かあつちょうり

食材に高い圧力を加える調理方法。圧力鍋を使ったり,加圧容器電子レンジで加熱するもの。鍋や容器の内部の圧力を高めると沸点が上昇し,より高温での調理が可能になるため,炊飯や煮込み料理などの調理時間が短縮される。これは燃料費の節約にもつながる。冷凍食品の解凍再加熱にも優れる。このほか業務用に 4000~5000気圧で殺菌加工処理したものを高圧加工食品といい,レトルト食品のほか,ジャムハムソーセージフライドチキン練製品などがある。加熱調理に比べて味と香りがよく保たれ,栄養価もそこなわれない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む