加太春日神社(読み)かだかすがじんじや

日本歴史地名大系 「加太春日神社」の解説

加太春日神社
かだかすがじんじや

[現在地名]和歌山市加太

加太の市街地にある。祭神天照あまてらす大神天児屋根あめのこやね命・武甕槌たけみかづち神・経津主ふつぬし神・住吉大神。旧村社。社号は奈良春日大社と同じく、藤原氏の祖神である天児屋根命を祀ることから生じたものであろう。「続風土記」は毛見けみ浜宮はまのみや(現和歌山市)の項に「国造家旧記曰」として、神武天皇東征の際、神鏡と日矛の二神宝を託された天道根あめのみちね命が、まず加太浦に到着したという話を載せ、この時の頓宮が加太春日神社であったとしている。「延喜式」神名帳にはみえないが、「紀伊国神名帳」には「正一位春日大神」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む