加山雄三(読み)かやまゆうぞう

百科事典マイペディア 「加山雄三」の意味・わかりやすい解説

加山雄三【かやまゆうぞう】

俳優本名池端直亮。神奈川県生れ。父は俳優の上原謙。1960年慶応大を卒業し,東宝入社。アクション・ドラマ《男対男》(1960年)でデビュー。岡本喜八監督《独立愚連隊西へ》(1960年)で主演。《大学の若大将》(1961年)に始まる〈若大将シリーズ〉で当時の若者屈託のない明るさで演じ,青春スターとして人気を博し,1966年には自作の挿入歌《君といつまでも》が大ヒットを記録した。ほかに黒澤明監督の《椿三十郎》(1962年)や《赤ひげ》(1965年),成瀬巳喜男監督《乱れ雲》(1967年)などがある。1970年代以降はテレビに活動の場を移した。
→関連項目岩谷時子

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加山雄三」の解説

加山雄三 かやま-ゆうぞう

1937- 昭和後期-平成時代の俳優。
昭和12年4月11日生まれ。上原謙・小桜葉子の長男。東宝にはいり,昭和35年「男対男」で映画デビュー。36年からの「若大将」シリーズで人気スターとなり,「椿三十郎」「赤ひげ」などに出演。弾厚作の名で作曲した「君といつまでも」「お嫁においで」などをヒットさせ,歌手としても活躍。平成23年毎日芸術賞特別賞。同年「若大将50年! アリーナコンサート」などで芸術選奨文部科学大臣賞。神奈川県出身。慶大卒。本名は池端直亮。

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367日誕生日大事典 「加山雄三」の解説

加山 雄三 (かやま ゆうぞう)

生年月日:1937年4月11日
昭和時代;平成時代の俳優;歌手

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の加山雄三の言及

【活劇映画】より

やくざ映画
[活劇の隆盛]
 1950年代から60年代にかけては活劇が隆盛となり,各社で数多くの活劇スターが生まれた。東宝では《暗黒街》シリーズ(1950‐60)の三船敏郎と鶴田浩二,青春スポーツ活劇《若大将》シリーズ(1961‐71)の加山雄三,《国際秘密警察》シリーズ(1963‐66)の三橋達也,《独立愚連隊》シリーズ(1960‐63)の佐藤允。大映では《悪名》(1961‐69),《兵隊やくざ》(1965‐68)両シリーズの勝新太郎,《陸軍中野学校》シリーズ(1966‐68)や《ある殺し屋》(1967)の市川雷蔵,《黒の試走車》(1962),《宿無し犬》(1964)の田宮二郎。…

※「加山雄三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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