劫濁(読み)コウジョク

デジタル大辞泉 「劫濁」の意味・読み・例文・類語

こう‐じょく〔コフヂヨク〕【×濁】

仏語五濁ごじょくの一。時世堕落飢饉ききん疫病争乱などの社会悪が起こることをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「劫濁」の意味・読み・例文・類語

こう‐じょくコフヂョク【劫濁】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごうじょく」とも ) 仏語。五濁一つ飢饉、疫病などの天災や争乱など、時世が社会的に正常、清浄でないこと。
    1. [初出の実例]「但劫濁更無別体只是時節、但因四種濁仍名為劫濁也」(出典法華義疏(7C前)一)
    2. [その他の文献]〔法華経‐方便品〕

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