時世(読み)じせい

精選版 日本国語大辞典 「時世」の意味・読み・例文・類語

じ‐せい【時世】

〘名〙 時代。また、その時代その時代の世の中。また、その状態。
※江談抄(1111頃)四「宗岡秋津久住大学、不時世
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「漢医は古方、後世とも廃止どうぜんの時世(ジセイ)に及んだゆゑ」 〔漢書‐叔孫通伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「時世」の意味・読み・例文・類語

とき‐よ【時世】

時代。時節。「時世を経る」
その時の世の中。その時代の風潮。「時世に従う」
[類語]時代年代時期世紀時世じせい時節ときエポック

じ‐せい【時世】

時とともに移り変わる、世の中。時代。ときよ。「いやな御時世だ」
[類語]時代年代時世ときよエポック時期世紀時節

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「時世」の読み・字形・画数・意味

【時世】じせい

ときよ。その時代。唐・白居易〔上陽白髪の人〕詩 小頭鞋履(あり)、衣裳窄(せま)し (せいたい)眉に點じ、眉細く長し 外人見ず、見れば應(まさ)に笑ふべし 天寶の末年、時世の粧(よそほ)ひ

字通「時」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android