叙位・除目(じもく)の候補者の年労(あしかけの勤務年数)を注進する文書。叙位では諸司の最上臈を記す十年労帳,除目では四所(内豎所(ないじゅどころ)・校書殿(きょうしょでん)・進物(しんもつ)所・大舎人寮)労帳・内舎人(うどねり)労帳・所衆滝口労帳などが用いられた。おおむね9世紀中・後期の成立と考えられ,他の勘文類や申文(もうしぶみ)とともに,叙任の選考にあたって有効に機能した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...