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進物所 シンモツドコロ

3件 の用語解説(進物所の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

しんもつ‐どころ【進物所】

平安時代、宮内省内膳司に属し、供御(くご)の調理をつかさどった所。
貴族の邸宅で、食事の調理をした所。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

しんもつどころ【進物所】

平安京内裏内の月華門外南腋に置かれた,天皇の供膳のことをつかさどる内廷的な所(ところ)。〈たまいところ〉ともいう。初見史料は《弘仁式》。9~10世紀の交以降は蔵人所(くろうどどころ)の支配下に組み入れられた。《西宮記》によれば,この所の職員として別当・頭・預・執事・膳部が置かれ,別当には近衛次将が,預には内膳奉膳が就くとされる。この所の職掌を規定した進物所例がごくわずかながら《西宮記》に残されている。

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大辞林 第三版の解説

しんもつどころ【進物所】

平安時代、宮内省内膳司に属した役所。内膳司で作った天皇および皇族の食事を、温めなおしたり、簡単な調理をする所。たまいどころ。
平安時代、貴人の家で食事を作る所。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の進物所の言及

【院司】より

… 院司の構成にはかなり変遷があるが,《西宮記》《拾芥抄》《名目抄》その他の記録により,平安・鎌倉時代の院司を概括すると,二十数種に及ぶ。それを性格・機能のうえから分類すると,(1)院中の諸事を統轄処理するもの=別当・判官代・主典代,(2)上皇の側近に侍し身辺の雑事に奉仕するもの=殿上人・蔵人・非蔵人,(3)各種の職務を分掌するもの=別納(べちのう)所・主殿(とのも)所・掃部(かもん)所・薬殿・仕所・召次所・御服所・細工所・御厨子(みずし)所・進物所・御厩・文殿(ふどの)など,(4)上皇の身辺および御所の警固に当たるもの=御随身所・武者所・北面・西面などに整理できる。まず(1)は院司の中核で,(1),もしくは(1)(2)に限って院司と称した例も多い。…

【進物所】より

…《西宮記》によれば,この所の職員として別当・頭・預・執事・膳部が置かれ,別当には近衛次将が,預には内膳奉膳が就くとされる。この所の職掌を規定した進物所例がごくわずかながら《西宮記》に残されている。また類似した職掌をもつ所として御厨子所(みずしどころ)がある。…

※「進物所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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