動地(読み)ドウチ

デジタル大辞泉 「動地」の意味・読み・例文・類語

どう‐ち【動地】

大地を動かすこと。転じて、世間を非常に驚かすこと。「驚天きょうてん動地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「動地」の意味・読み・例文・類語

どう‐ち【動地】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どうぢ」とも )
  2. 大地を動かすこと。
    1. [初出の実例]「天より花をふらし、放光動地の瑞ありき」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
    2. [その他の文献]〔春秋公羊伝‐文公九年〕
  3. 威力のさかんなこと。非常に世間を驚かすこと。「驚天動地

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「動地」の読み・字形・画数・意味

【動地】どうち

世を驚かす。唐・白居易李白の墓〕詩 れむべし、(くわうろう)窮泉の骨 曾(かつ)て天動地のり 但だ是れ詩人多く命 就中(なかんづく)淪すること、君にぐるあらざらん

字通「動」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android