漢文訓読語に由来するが、いわゆる訓点資料には見られない。平安朝の作品に「なかについて」の形が見られること、「観智院本名義抄」に「就中 ナカニツイテ ナカムツクニ」と併記されていることなどから、「就中」と漢字で書かれたものの読みは、どちらともきめられない。なお、「文机談‐五」には「なかずく」の形も見える。→中(なか)に就いて
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...